2012年6月4日月曜日

[拡張現実]ARアプリ開発で大切なこと その1


弊社レイ・フロンティア「LiveScopar」「ララコレ2」などのARアプリを
自社開発してきたこともあり、ARアプリケーション開発の相談をいただく機会が増えてきました。

ただARの話題が先行してしまっているせいか、いただけるご相談の中では、

「ARを利用すれば人が集まるのではないか」
「ARを利用すれば売上が上がるのではないか」
「ARを利用すれば商品の認知が向上するのではないか」

と考えられている方もいらっしゃいます。

その場合、弊社としては、ARは全ての目的を叶える魔法の道具ではないことをお伝えし、クライアント様の目的を達成するための、最適な手法(ARが効果を発揮するために必要な条件)をお話させていただいています。

昨今は講演や勉強会などで、ARについてのお話をさせていただくことが増えてきたので、私がそこでよくお話させていただくことブログでまとめていきたいと思います。

若干、専門用語などを書かせていただきすが、その辺りはご了承ください。

参考記事:[拡張現実]30秒でわかるAR(拡張現実)アプリの種類
http://tamurajp.blogspot.jp/2012/06/30ar.html

■そもそもAR とは?

ウィキペディアは以下の説明が書かれています。
拡張現実 - Wikipedia
http://bit.ly/p62RcS


(引用)
拡張現実(かくちょうげんじつ)とは、人が知覚する現実環境をコンピュータにより拡張する技術、およびコンピュータにより拡張された現実環境そのものを指す言葉。
英語の Augmented Reality (英語発音: /ɔːgˈmentid riˈæləti/ オーグメンティドゥ・リアラティ)の日本語訳であるため、それを日本語発音した「オーグメンテッド・リアリティ」や、省略形のARも用いられる。また、拡張現実感(かくちょうげんじつかん)とも言う


「人が知覚する現実環境をコンピュータにより拡張する技術、およびコンピュータにより拡張された現実環境そのものを指す言葉」
これをわかりやすく言い換えますと、
AR技術は「現実に情報を添付して見せる技術。もしくはその環境を指す言葉」
といえます。

平野啓一郎さんは「拡張現実」についてとてもわかりやすい例えで
Twitterで表現されています。
https://twitter.com/hiranok/status/11700418055


(引用)
AR(Augmented Reality)を「拡張現実」と訳すことには、それなりの歴史があるのだと思うが、意味的に今ひとつピンと来ないので、『ドーン』ではあえて、「添加現実」という訳語を当てた。食品添加物などから連想したもの。ARではない現実は「生鮮現実」として区別した。


当然ながらARは「現実」が存在してはじめて利用可能な技術になります。

■ハードウェアが不要なARもある

タッチド・エコーというAR
http://garylabnews.blogspot.jp/2011/01/ar.html


(引用)
このタッチド・エコーは、爆撃が行われた「その場所」で、当時の人々が感じた恐怖を仮想的に体験してもらうことで、現実を拡張させているわけです。


ARは最新のハードウェアを活用しなくとも表現できてしまうのですね。

個人的にはこのようなARも興味が有るのですが、
定義の幅が広がってしまうため、一旦「ハードウェアを活用したAR技術」に絞ろうと思います。

■ARを利用できるハードウェア

現在、主にAR技術を活用できるデバイスは以下になります。

・スマートフォン(iPhone、iPad2、Android、AndroidTablet、WindowsPhoneなど)
・パソコン(Webカメラ接続PC、カメラ搭載済みPC)
・ゲームデバイス(Microsoft Kinect、SONY PSP、任天堂 3DSなど)
・ヘッドマウントディスプレイ(Google GoogleGogle、ブラザー工業 AirScouterなど)
・ARコンタクトレンズ

ここで共通していることは、視覚情報が認識可能なカメラ、レンズが搭載されていることです。
#「ヘッドマウントディスプレイ」や「ARコンタクトレンズ」は数年後の未来ですね。

■ハードウェアがなければ、ARアプリのアイデアは表現できない

【ARアプリ開発で注意するべきこと ポイント1】
利用者がARを活用できるハードウェアを持っていることを確認する

ある企業へARアプリケーションの営業提案を持っていったとしましょう。
しかし、その企業がARを表現できるハードウェアが配布されていない、
もしくは、利用出来る従業員が少数である、場合はどんなに優れた提案でも採用されることは難しいでしょう。

アプリの企画だけ先行して、ターゲットをしっかり絞り込んでいなかった、ということだけは避けなければなりません。

■スマートフォンでARを利用するためには、アプリケーションが必要

ARを再現できるハードウェアは、上記の通り、多種にわたります。
弊社に限ったことですが、お声掛してくれるARでご相談のほとんどは、
「スマートフォン向けARアプリ」になります。

以下からはARを表現するハードウェアをスマートフォンに絞ってまとめます。

「スマートフォンでARを試すにはアプリのダウンロードが必要なのですか?」
これはお問い合わせから、多く受ける質問のひとつです。
現状はダウンロードが必要です。

HTML5-WEST.jp 勉強会「HTMLでつくるカメラ&落書きアプリ」フォローアップ
http://akibahideki.com/blog/htmlcss/html5-westjp.html


(引用)
セッションの中でお話しましたけれど、まだ現在では、HTMLやJavaScriptベースでカメラを使ったWebアプリは作れません。
これは各ブラウザがまだこの機能をサポートしていないからです。


上記の大変わかり易い記事にも書かれていますが。
HTMLやJaveScriptからカメラ機能の操作する仕様はまだ整備されていません。
将来的には、スマートフォン標準のWebブラウザからARが利用出来る日が
くるかもしれませんが、現状は大きなニュースはありません。
(2012.08現在)

【ARアプリ開発で注意するべきこと ポイント2】
スマートフォンでARを利用するためにはアプリが必要

せっかく素晴らしいARアプリを開発しても、そのサービスが認知がされ、かつそれが、ユーザーの欲求に刺さらなければダウンロードをしてもらうことは難しいでしょう。
当然ながら、ダウンロードされなければ何も始まらないのです。


(PCのお話)
スマートフォンARの場合は上記の問題があるために、HTML&JaveScoriptを利用した、標準ブラウザ(Safariなど)ではカメラ操作をすることは難しいのですが、PCブラウザであれば、Flashのプラグインを利用したARの実装は可能です。PCで閲覧させているブラウザには、Flashのプラグインをインストールしてるかと思いますので、ARを実現するためのソフトウェアを導入する障壁はだいぶ低くなることがあります。

以下は、FLARToolKit(「ARToolKit」というAR開発モジュールをFlash用に拡張したモジュール)を利用した例です。
利用中のPCブラウザにFlashのプラグインがインストールされていれば、気軽にARを体験できるはずです。
http://flash.tarotaro.org/ar/FLARIdMarkerSample.html
http://sixwish.jp/AR/Marker/idMarker/


ちょっと長くなりそうなので、2回、3回と、ダラダラ連載したいと思いますw
次回は「そもそも何故ARなのか?」など、
さらに掘り下げた内容を考えてみます。

読み返すと当然の条件ばかりの内容ですが、そもそも論を忘れてはいけないと、
自戒も込めて書かせていただきました。

レイ・フロンティア株式会社のFacebookページでは最新のAR情報&会社情報を配信しています。 よろしければ「いいね!」お願いいたします。

レイ・フロンティア株式会社では、定期的に無料ARセミナーを実施しておりますので、お気軽にお問い合わせください!

[拡張現実]ARアプリ開発で大切なこと その2>>

--------

[関連記事]
[拡張現実]30秒でわかるAR(拡張現実)アプリの種類
[拡張現実]30秒でわかる成功するARアプリと失敗するARアプリ
[拡張現実]AR,GPS×観光系スマートフォンアプリのまとめ
[拡張現実]ARアプリ開発で大切なこと
[拡張現実]拡張現実技術で販売プロセスを改善する10の方法(和訳)
[拡張現実/プレゼン資料]講演資料公開/AR(拡張現実)技術の 国内外事例・新しい未来
[拡張現実]拡張現実へ誘導するための10の創造的な方法(和訳/動画あり)

------

[ランキング参加用リンク]
にほんブログ村 経営ブログ
にほんブログ村 IT社長
にほんブログ村 IT技術ブログ
にほんブログ村 IT技術情報
にほんブログ村 その他日記ブログ
にほんブログ村 その他30代男性日記
にほんブログ村
人気ブログランキングへ

0 件のコメント:

コメントを投稿