2013年11月4日月曜日

【書評】運と実力の間(著:プロポーカー 小原直哉)


写真元:maorix

■「運と実力の間」とはどんな書籍であるか


運と実力が拮抗するポーカーゲームの世界チャンピオンとなった小原氏が、チャンピオンになるまでの軌跡とその過程での思考が書かれています。



■まとめ


・「実力」は「運」を掴み取るために手段である。
・「運と実力の間」は実力が伴ったプレイヤーの世界である。
・「期待値」が高い行動を取り続けること。
・「感情的」な行動は大きな損失を生む。
・「相手に応じて」行動を変化させる力が、セオリー通りで戦っている集団から抜け出すことができる。
・自分の行動ログを分析して、客観的に改善すること。
・成長で必要なことのひとつは、「集中力」を高めて「質の高い」経験を数こなすことである。

外部環境の変化が激しく不確定要素が多い世界で仕事をされている方には、参考になる一冊かもしれません。

■気になったポイントを抜粋


気になったポイントを下記に抜粋します(中略されている文章もあります)。

・競争相手がいる環境。追いついて仲間に入りたいという意識。
・強くなりたかったら強い人の傍に行って、同じ空気を吸い、同じ勉強をする。
・オンラインゲームでレベルが高いゲームができる環境が整った。
・「周りが強いから楽しい」と思えない人は勝負事(ポーカー)は向いていない。
・真剣にプレーすることがゲームを楽しむこと。成長に繋がるのは真剣な時間のみ。
・オンラインでライブの20倍の経験を積むことができる。
・オンラインで高いレベルで、効率的に多くの経験を積むことができる。
・記録を自動的に残し、「検証」-「実践」-「検証」を繰り返す。
・ポーカーは絶対的に正しい選択をを追求するのではなく、勝てそうな選択肢を探していくゲーム。
・オンラインで誰でも一定レベルまで到達できるようになったが、それ以上はその先にある「けもの道」を歩かなければならない。
・質の高い練習を大量にこなすこと。
・「頑張る」ということは多くの時間をかけることではなく、自分の能力をフルに回転させること。
・成功、不成功の鍵は、集中して物事を短時間で済ませる習慣にある。
・セオリー通りは中級者止まり。そこから抜け出すには対戦相手によってプレーを変えること。
・ポーカーは相手の思考の変化を解析することが難しい。
・ブラフ(はったり)をするタイミングを時計の針で決める(癖を読まれないため)。
・ノイズと情報の分離。コストのかかっていない情報は信用してはいけない。
・勝っている時にやり方を変える。負けている時にやり方を変えない。同じスタイルで負け続ける時はやり方に問題があるので、やり方を変えずにレベルを下げて検証する。勝っている時はやり方を変える。それで負けた時はやり方が間違っているということである。勝っている時ほどプレーを変化させるチャンス。
・不完全なゲームに神はいない。運がいい時や悪い時もあるが人間の力で変えることは不可能である。
・運やツキはランダムに訪れて、きっちりとその運を掴み取れるかが重要である。そのために必要なことが実力。しっかりとトレーニングを繰り返すと身につく能力。負けを運のせいにして逃げることもできるが、半分は実力の世界なので、常に実力を鍛えて必要がある。
・常に「期待値」の高いプレーをすることがセオリー。「期待値」=「配当」✕「確率」。
・ポーカーは「期待値」を積み上げるゲーム。ティルト(感情的)になったプレイヤーはどんなに実力があってもかなりの確率で大金を失う。気持ちのコントロールはポーカーの実力と同じくらい大切な要素。
・ティルトしやすい人は、長期的に物事を考える習慣をつけること。
・ポーカーは将棋と違っていつも勝てるわけではない。大切なことは不運に見舞われて負けた時。その時に感情的になったり。ブツブツ不機嫌になったりするのでは、ポーカーの勝敗は長期的に見ないといけないとう原則を理解しているとは言えない。



■追伸:たまにはAR技術以外の記事も書かせていただいています。

0 件のコメント:

コメントを投稿